Danner x HUMAN x CREATION Vol.13
Danner x HUMAN x CREATION
イントロテキスト
HIDE SEKIZAWA
オーダーメイドにて、すべての工程を一本、一本手作りで仕上げる、日本では稀少なサーフボードビルダー。彼の板はとても繊細で美しく、乗り込むごとに味わい深い、本当に素晴らしい板として評価される、クラフトマンであり、アーティスト。
BLOG : http://hikogoro.jugem.jp
HIDE SEKIZAWA
ーダナーとの出会いを教えてください。
HIDE SEKIZAWA (以下HS/敬称略):
そうですね高校生の時だったかな。ローファー履いて通学なのに友人はダナー履いてきてたんで、何これ!!って彼に聞いたのが初めての出会いですね。ごつくてかっこ良かったのを覚えてます。それからDanner Lightを購入したときは本当に嬉しかったです。すごく重宝してよく履きました。
ー愛用のダナーはなんですか?
HS: Danner Lightですね。はじめて買ったのがDanner Lightで、ほんとずっと良く履きました。最後にはあまりにボロボロになっちゃって、父親に間違えて捨てられてしまって、、これがいいかんじなのに!と。今はもっとケアしたり、ソールを張り替えたりできるようで、長く履き続けれることを知ったので、大切に履き続けていきたいです。
ーダナーのどんなところが好きですか?
HS: 使えば使うほど、素敵なやれ方をするところがたまらないです。Danner Lightが好きですが、今はいろいろなものがあることを知って、履いてみたいのがいくつかあります。特にDECK DANCATはローカットで気兼ねなく履けそうで、良いですね。とても気になります。
ーどんな時にダナーを履きますか?
HS:作業場(アトリエ)には自宅から歩いて一時間くらいのところにある山の高台にあるんです。波も見えて最高なロケーションのところです。秋の終わりから冬は、山歩きが気持ち良いので、自宅から工房まで山路を1時間半かけて通勤するのに毎日使います。最近の冬は雪も降りますのでガッチリ活躍してくれると思います。
ーこんなダナーがあったらいいなというのはありますか?
HS:海用、磯を歩く時用のダナーが欲しいです。磯も歩く時に草履じゃ魚に逃げられちゃうので、ダナー履いて、もっと俊敏に動きたいですね。海用、磯用、子供達にフグ採って!タコ採って!と言われた時に走り回っていいところを見せたいです。
ーどのような"CREATION"をしていますか?
HS:僕の仕事は、サーフボードをつくること。その時に最高の一本!!と思ってもらえるように、ただ言われた物を作るのではなく、一緒に波に入り、乗り手の良いところ悪いところ、癖など見て、向き合うことで、作られていきます。どんなクリエイションか、直感で決めます。僕1人で作るのではなくて作らせてくれる人達がいるだけです。
ーあなたにとって"CREATION"とは?
HS: 人生です。生きる事。毎日のこと。積み重なること。真実。考える事。って事は分からないってことです。その時に決まる。自分のものではないので。波が良ければ海に入り、とてもいいねとまわりの人には言われたりすることもありますが、僕はすべてを賭けてやっています。波に対しても、板に対しても、もちろん人と向き合うことも。なので、やりたいことに素直に取り組ませていただき、作らせてくれる人が居るという事に感謝しています。
HIDE SEKIZAWA